開店・開業祝いの定番は?
店や事務所を新しく構えた相手へ贈るお祝いは、届ける時期が限られている点が他の贈り物と違います。開店当日に店頭を飾る目的で贈ることが多いため、品物選びと同じくらい手配のタイミングが要点になります。
| 品物 | 価格帯の目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 胡蝶蘭 | 15,000〜30,000円 | 定番。長く咲き手入れが少ない |
| スタンド花 | 10,000〜20,000円 | 開店当日の店頭を飾るとき |
| 観葉植物 | 5,000〜15,000円 | 店内に長く置いてもらうとき |
| アレンジメントフラワー | 5,000〜10,000円 | 置き場所が限られるとき |
| 日本酒・スパークリングワイン | 5,000〜15,000円 | 飲食店の開店に |
| タオル・消耗品 | 3,000〜5,000円 | 開業直後から使えるもの |
| カタログギフト | 5,000〜10,000円 | 業種や必要なものが読めないとき |
相場は取引先なら10,000〜30,000円、友人や知人であれば5,000〜10,000円あたりが目安です。※価格は目安です。
選ぶときのポイント
・置き場所を先に考える
小さな店ではスタンド花や大鉢が通路をふさぎます。広さが分からないなら、卓上に置けるアレンジメントのほうが扱いやすく、片付けの手間もかけません。
・火を連想させるものは避ける
赤い花やライター、灰皿は火事を思わせるため、店舗のお祝いには向きません。新築祝いと同じ考え方で、理由は新築祝い・引っ越し祝いの選び方にまとめています。
・開店前日から当日の午前に届くよう手配する
店頭に飾ってもらうのが目的なので、開店後に届くと飾る時期を逃します。ただし準備中は不在のこともあるため、受け取れる時間を確認しておきます。
・業種に合うかを見る
飲食店に香りの強い花は料理の邪魔になります。物販であれば、在庫や什器の場所を圧迫しないものを選びます。
・名入れは正式名称が決まってからにする
開業前は屋号の表記が固まっていないことがあります。名入れの品は、看板やウェブサイトの表記を確認してから発注します。
・現金や商品券は相手との関係で判断する
親しい間柄では開業の足しとして選ばれることもありますが、取引先には品物のほうが無難です。金額がそのまま伝わる点は変わりません(贈り物で避けたほうがよい品物)。
開店・開業祝いを予算別に選ぶ
相手との関係と、単独か連名かで金額が変わります。
| 予算 | 贈る相手 | 品物の例 |
|---|---|---|
| 3,000〜5,000円 | 知人 | タオル、消耗品、菓子折り |
| 5,000〜10,000円 | 親しい友人、同僚 | アレンジメント、観葉植物 |
| 10,000〜20,000円 | 取引先 | スタンド花、酒 |
| 15,000〜30,000円 | 主要な取引先 | 胡蝶蘭 |
胡蝶蘭のように単独では手が届かない品も、数人でまとめれば候補に入ります。名前の並べ方は連名で贈るときの名前の書き方を参照してください。
渡し方・マナーの注意点
立て札を付けて贈り主を示す
花を贈る場合は「祝御開店」と贈り主の名前を書いた立て札を付けるのが通例です。店頭に並んだときに誰からの品か一目で分かり、来店した人にも伝わります。会社として贈るなら社名を、連名なら代表者名と「外一同」を入れます。
品物にのしを付ける場合は紅白の蝶結びに「祝御開店」または「御開店御祝」と表書きします(水引の考え方はのしの表書きと渡し方の基本)。移転や周年のお祝いでも同じ形で、表書きだけを用途に合わせて変えます。
開店当日に足を運んで直接渡す場合は、混雑する時間帯を外します。営業が始まっていれば相手は接客中なので、長居せず品物を渡して引き上げるほうが親切です。通常の訪問で持参する手土産については取引先への手土産の選び方にまとめています。
