作業に来た人への差し入れの定番は?
自宅に工事や引っ越しで人が入るとき、何か出したほうがよいのか判断に迷います。必須ではありませんが、暑い時期や長時間の作業では飲み物が実際に役に立ちます。
| 品物 | 価格帯の目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ペットボトルの飲み物 | 500〜2,000円 | 定番。夏は冷やし、冬は温かいもの |
| スポーツドリンク | 500〜1,500円 | 夏場の屋外作業 |
| 個包装の菓子 | 500〜1,500円 | 休憩時に片手でつまめる |
| おしぼり・ウェットティッシュ | 300〜500円 | 手が汚れる作業のとき |
| 飲み物を箱で用意する | 2,000〜4,000円 | 人数が多い、作業が複数日にわたる |
| 昼食(弁当) | 一人1,000円前後 | 一日がかりで、事前に確認が取れたとき |
人数に200〜500円を掛けて見ておけば足ります。作業の規模と時間で決めるほうが、金額から考えるより無駄が出ません。※価格は目安です。
選ぶときのポイント
・人数と作業時間を先に聞く
見積りや日程の打ち合わせの段階で分かります。何人で何時間かかるかによって必要な量が変わるため、当日に慌てないよう確認しておきます。
・飲み物が最も外れない
季節に合わせて冷たいものと温かいものを選びます。缶より蓋の閉まるペットボトルのほうが、途中で置いて作業に戻れるぶん扱いやすくなります。
・会社の方針で受け取れないこともある
受け取りを禁止している会社もあります。断られても相手の判断ではないので、そのまま引くようにします。
・現金の心付けは必須ではない
近年は渡さないことが一般的です。どうしても渡すなら作業前ではなく終わったあとにし、封筒に入れて代表者へ手渡します。金券や現金の扱いは贈り物で避けたほうがよい品物も参考になります。
・手作りや要冷蔵の品は避ける
作業の合間に口にするものなので、保管も確認もできません。市販の未開封品にしておくほうが受け取る側も判断しやすくなります(手作りの贈り物)。
・置き場所を決めて「ご自由に」と伝える
作業中に一人ずつ渡すと手を止めさせます。玄関先などに置いて一声かけておけば、休憩のタイミングで各自が取れます。
作業の規模で選ぶ
人数と日数によって、用意する量が変わります。
| 予算 | 場面 | 品物の例 |
|---|---|---|
| 500〜1,000円 | 数人・半日で終わる作業 | ペットボトルの飲み物 |
| 1,000〜2,000円 | 数人・一日かかる作業 | 飲み物と個包装の菓子 |
| 2,000〜5,000円 | 人数が多い、複数日にわたる | 飲み物を箱で、菓子を人数分 |
| 一人1,000円前後 | 昼食を用意する場合 | 弁当(事前に確認してから) |
弁当は好みや食事の都合があるため、勝手に用意すると気を遣わせます。出すつもりなら、事前に必要かどうかを聞いておきます。
渡し方・マナーの注意点
休憩のタイミングに合わせる
作業の途中で声をかけると手を止めさせることになります。午前と午後の休憩、昼食の時間に合わせて出すのが自然で、現場の責任者に「よければ皆さんで」とまとめて渡せば行き渡ります。誰に渡すか迷うときも、責任者に預けるのが確実です。
断られた場合は、それ以上勧めません。会社の規定で受け取れない場合があり、無理に渡すと相手を困らせます。飲み物を置いておく形にしておけば、受け取れる人だけが手を伸ばせます。
品物より役に立つ配慮もあります。トイレを使ってよいか、水道や駐車場をどう使うかを先に伝えておくと、作業が進みやすくなります。のしは不要で、簡素な形で構いません(のしの表書きと渡し方の基本)。なお近隣へ配る挨拶の品は用途が別で、引っ越しの挨拶の品の選び方にまとめています。職場の同僚へ配る場合の考え方は職場の差し入れの選び方を参照してください。
