カタログギフトは失礼にあたる?
好みが読めない相手への贈り物として定着している一方、金額が伝わる、選ぶ手間をかけるといった見方もあります。一律に失礼と決まっているわけではないため、場面ごとの向き不向きを整理します。
| 場面 | 向き不向き | 理由 |
|---|---|---|
| 結婚祝い・出産祝い | 向いている | 何が足りているか読めない |
| 新築祝い | 向いている | インテリアの好みが分からない |
| 内祝い・お返し | 向いている | 相手の家族構成に左右されない |
| 目上への贈り物 | 場合による | 金額帯が推測されることがある |
| 高齢の相手 | 注意が要る | 申込みの手間が負担になる |
| 子どもへの贈り物 | 向かない | 年齢によっては自分で選べない |
判断の基準は、相手が申し込む手間を負える状況かどうかです。手間をかけさせる相手でなければ、選択肢の広さがそのまま利点になります。
選ぶときのポイント
・有効期限を必ず確認する
申込みには期限があり、多くは数か月です。封筒に入れたまま忘れられて期限が切れるのが、この贈り物で最も起きやすい失敗です。
・申込み方法が相手に合うか見る
はがき、電話、インターネットと方法は分かれます。ネット申込みが前提のものは、高齢の相手には向きません。
・金額帯は推測されると考える
コース名や表紙から価格帯が分かることがあります。金額を伏せたい相手には、菓子折りのように相場の幅が広い品のほうが無難です。
・掲載内容が相手の生活に合うか確かめる
価格帯によって選べる範囲が変わります。総合型のほかに食品専門や体験型もあるため、相手の暮らしに近いものを選ぶと外れにくくなります。
・相手が選ぶ余裕のある時期か考える
出産直後や引っ越し直後は、じっくり選ぶ時間が取りにくい時期です。そうした相手には消えもののほうが負担になりません(結婚祝いのプレゼントの選び方)。
・渡すときに一言添える
「お好きなものを選んでください」と伝えるだけで、丸投げした印象になりにくくなります。無言で渡すのは避けます。
・連名で贈るときは期限の伝達役を決める
複数人でまとめて贈ると、誰も期限を伝えないまま渡されがちです。渡す代表者を決める段階で、期限を伝える役も決めておきます(連名で贈るときの名前の書き方)。
タイプ別の選び方
総合型だけでなく、内容を絞ったものもあります。
| タイプ | 掲載されるもの | 向いている相手 |
|---|---|---|
| 総合型 | 幅広いジャンル | 好みがまったく読めない相手 |
| グルメ特化 | 食品のみ | 物を増やしたくない相手 |
| 体験型 | 食事、レジャー | 若い世代、夫婦 |
| 日用品中心 | 洗剤、タオル | 内祝いを広く配るとき |
| 少額のギフト券タイプ | 限られた商品 | 住所を知らない相手 |
| 菓子とのセット | 冊子と菓子折り | 手元に残るものも渡したいとき |
相手の暮らしに寄せて型を選ぶと、総合型より外れにくくなります。お返しとして使う場合の考え方は内祝い・お返しの基本にまとめています。
渡し方と注意点
期限は口頭でも伝える
渡すときに有効期限を一言伝えておきます。書面に記載はあっても、封筒に入れたまま置かれて気づかれないことがあるためです。配送する場合は、同封のメッセージに期限を書き添えておくと確実です。
のしの扱いは通常の品物と変わりません。用途に応じた水引を選び、表書きを入れます(のしの表書きと渡し方の基本)。冊子だけを裸で手渡すより、包装したうえで渡すほうが贈り物としての形が整います。手元に何か残る形にしたいなら、菓子折りと組み合わせたものを選ぶ方法もあります。
目上の相手に贈る場合は、金額が推測される点だけ意識しておきます。現金や商品券ほど直接ではないものの、価格帯は伝わると考えたほうが確実です。避けたい品との関係は贈り物で避けたほうがよい品物にまとめています。
