成人祝いの定番は?
成人祝いは、これから社会に出る相手への贈り物にあたります。学生のうちは使わなくても数年後に使うものが選ばれやすく、進路によって向き不向きが分かれます。
| 品物 | 価格帯の目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 腕時計 | 10,000〜30,000円 | 社会に出る節目の品として |
| 財布・名刺入れ | 10,000〜20,000円 | 就職を控えているとき |
| 万年筆・ボールペン | 5,000〜15,000円 | 名入れで記念にしたいとき |
| アクセサリー | 10,000〜20,000円 | 好みが分かっているとき |
| カタログギフト | 5,000〜15,000円 | 好みや進路が読めないとき |
| 図書カード・ギフト券 | 5,000〜10,000円 | 本人に選んでもらうとき |
| 食事に誘う | — | 品物を増やしたくないとき |
品物で贈る場合は、知人であれば5,000〜10,000円、近い親族なら10,000〜30,000円あたりが目安です。※価格は目安です。
選ぶときのポイント
・酒を贈るなら20歳以上か確かめる
成人年齢は18歳になりましたが、飲酒ができる年齢は20歳のままです。18歳や19歳で成人を迎える相手に酒類を選ぶことはできないため、成人祝い=酒という考え方はしません。
・社会に出てから使えるものを選ぶ
進学する相手なら、しばらくは学生生活が続きます。財布や名刺入れのように、数年後まで使える実用品であれば、時期がずれても無駄になりません。
・高額な品ほど親に相談する
腕時計や財布は、複数の親族から重なりやすい品です。誰が何を贈るかを先に確認しておくと、同じものが二つ届く事態を避けられます。
・名入れは長く使う前提の品だけにする
若い時期は好みが変わります。名前が入ると交換も譲渡もできないため、確実に使ってもらえる見込みがあるときに限ります。
・進路を確認してから決める
就職なら仕事で使うもの、進学なら学生生活で使うものと、選ぶ範囲が変わります。判断がつかないならカタログギフトの選び方やギフト券にして、本人に選んでもらう方法もあります。
・目上への品との違いに注意する
時計や筆記用具は目上の相手には避けられてきた品ですが、これは年長者へ贈る場合の話です。年下の相手への成人祝いでは定番として扱われます(贈り物で避けたほうがよい品物)。
成人祝いを予算別に選ぶ
相手との関係の近さで、無理のない金額が変わります。
| 予算 | 贈る相手 | 品物の例 |
|---|---|---|
| 5,000〜10,000円 | 知人、遠い親族 | 図書カード、万年筆、カタログギフト |
| 10,000〜20,000円 | 叔父叔母、祖父母 | 財布、名刺入れ、アクセサリー |
| 20,000〜30,000円 | 親、特に近い親族 | 腕時計、スーツにあわせる小物 |
| 品物以外 | 立場を問わない | 食事に誘う |
金額が大きいほど重複しやすく、受け取る側もお返しを考えます。品物を決める前に、他の親族の動きを確認しておくほうが確実です。
渡し方・マナーの注意点
成人式の前か、帰省に合わせて渡す
成人式は1月に行われることが多いものの、対象年齢や名称は自治体によって異なります。式に合わせるなら前もって渡しておき、離れて暮らしているなら年末年始の帰省に合わせると無理がありません。配送する場合は、帰省先か下宿先かを確認してから手配します。
のしは紅白の蝶結びに「祝御成人」または「御成人御祝」と表書きします(水引の考え方はのしの表書きと渡し方の基本)。同じ春の節目でも、進学に対して贈る場合は用途が変わるため、入学祝い・卒業祝いの選び方のほうが合う場面もあります。
子どもへのお祝いは内祝いを返さない慣習がありますが、成人した本人はお返しを気にすることがあります。高額な品ほどその負担は大きくなるため、渡すときに「お返しは気にしないで」と一言添えておくと受け取りやすくなります(内祝い・お返しの基本)。
