配送で送っても問題ない?
贈り物は手渡しが丁寧とされる一方、遠方や相手の都合で配送になる場面は多くあります。配送が失礼にあたるかどうかは、その贈り物が「出向くこと自体に意味を持つか」で決まります。
| 場面 | 配送の扱い | 補足 |
|---|---|---|
| お中元・お歳暮 | 配送が一般的 | 手渡しでなくてよい |
| 出産祝い・内祝い | 配送が向く | 訪問より相手の負担が少ない |
| 結婚祝い | 配送でよい | 式当日に持参しない |
| 開店祝い | 配送が一般的 | 店頭に飾る時期に合わせる |
| お年賀 | 持参が基本 | 年始の挨拶に伺って渡す品 |
| お詫び | 持参が基本 | 配送だけで済ませない |
お年賀のように訪問とセットになっている品や、お詫びの菓子折りのように出向くこと自体が意味を持つ場面を除けば、配送で構いません(お年賀の贈り方)。
手配するときのポイント
・相手の住所と在宅を先に確認する
引っ越し直後や出産直後、式の前後は不在がちです。里帰り先に滞在していることもあるため、届け先を思い込みで決めないようにします。
・日時が指定できる便を選ぶ
生ものや花は受け取りが遅れると傷みます。不在で持ち戻りになると再配達の手間もかけるため、受け取れる日を聞いてから指定します。
・店からの直送は一報を入れてから
通販や百貨店から直接送る形は一般的です。ただし改まった相手には、届く前に「お送りしました」と伝えておくと唐突になりません。
・品物だけを送らない
送り状は伝票であって手紙ではありません。何のための品かが伝わらないため、メッセージカードを同送するか、別に連絡を入れます(お礼の伝え方)。
・のしは内のしにすることが多い
配送では包装紙の外側が傷みやすく、内側にかけておくほうが確実です。内のしと外のしの使い分けはのしの表書きと渡し方の基本で扱っています。
・複数人で送るなら差出人をそろえる
送り状の差出人と、のしの名前が食い違うと誰からの品か分かりません。代表者名で統一しておきます(連名で贈るときの名前の書き方)。
・届く日を行事から逆算する
お祝いには適した時期があり、早すぎても遅すぎても用途が変わります。結婚祝いなら式の前、出産祝いなら退院後というように、行事の日程から逆算して発送日を決めます。
送る前に確認すること
届いてからでは直せない項目を、先に押さえておきます。
| 確認項目 | 理由 |
|---|---|
| 住所と宛名 | 転居、里帰り先、姓が変わっていることがある |
| 受け取れる日時 | 不在での持ち戻りを防ぐ |
| 冷蔵・冷凍の可否 | 冷蔵庫に空きがないことがある |
| 品物の大きさ | 置き場所や玄関の広さに収まるか |
| 届く時期 | 行事の期日を過ぎると用途が変わる |
| のしの要否 | 用途によっては付けないほうが自然な場面もある |
| 差出人の表記 | 送り状とのしで名前が食い違わないようにする |
特に大きな品と要冷蔵の品は、事前に一言確認しておくと確実です。相手に希望を聞くこと自体は失礼になりません。
送ったあとの流れ
届く前に一報を入れておく
発送したら「〇日ごろに届く予定です」と伝えておきます。受け取る側が在宅を調整でき、身に覚えのない荷物として扱われることも避けられます。相手が受け取ったかどうか気になる場合も、先に伝えてあれば連絡を待ちやすくなります。連絡の手段は普段やり取りしている方法で構わず、改まった文面にする必要はありません。
受け取った側は、届いた当日に一報を入れるのが目安です。贈った側は無事に届いたか分からないためで、伝え方はお礼の伝え方にまとめています。品物への感想は後からで構わないので、まず到着を知らせます。
届かない、破損していたといった連絡を受けた場合に備えて、伝票番号は控えておきます。生ものや花は特に、配送の遅れがそのまま品質に響きます。相手に確認や手続きをさせず、贈った側が窓口になって対応します。代わりの品を手配する場合も、届く日を改めて伝えておくと相手が待たずに済みます。
