撮影現場の差し入れの定番は?
撮影の現場は出演者よりスタッフの数のほうが多く、休憩の時間も決まっていません。人数と時間が読みにくいぶん、品物より配り方の前提を押さえておく必要があります。
| 品物 | 価格帯の目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 個包装の焼き菓子(大箱) | 3,000〜5,000円 | 人数が多く置いて配るとき |
| ペットボトル飲料(箱で) | 2,000〜4,000円 | 長丁場の現場、屋外の撮影 |
| 人数分のコーヒー | 3,000〜6,000円 | 早朝や深夜にかかる現場 |
| 一口サイズの軽食 | 5,000〜10,000円 | 食事の時間が取りにくいとき |
| のど飴・タブレット | 500〜1,000円 | 声を使う現場、乾燥する季節 |
| ウェットティッシュ | 500〜1,000円 | 手を洗いに行けない場所 |
| アイス・冷たい飲み物 | 3,000〜5,000円 | 夏の屋外。保冷の手配とセットで |
人数に単価を掛けて考えると総額が読みやすくなります。一人あたり100〜300円で計算し、10〜30人規模を見込むことが多くなります。※価格は目安です。
選ぶときのポイント
・人数を先に確認する
出演者だけを数えると大きく足りません。照明、音声、美術、制作を含めると想像より多くなるため、制作担当に人数を聞いてから用意します。余るぶんには問題なく、足りないほうが目立ちます。
・片手で食べられて手が汚れないものにする
機材や衣装に触れる人が多く、手を拭ける場所も限られます。クリームの付いた菓子や、粉が落ちるものは向きません。
・常温で置けるものを選ぶ
冷蔵設備がない現場がほとんどです。休憩が不定期で、置いたその場ですぐ消費されるとも限らないため、時間が経っても傷まないものにします。
・出演者だけに渡さない
特定の人にだけ渡すと、受け取る側も周囲に気を遣うことになります。現場全体に行き渡る形にしておけば、誰も居心地が悪くなりません。
・夏場と屋外は保冷まで考える
冷たいものを差し入れるなら、保冷剤やクーラーボックスまで含めて用意します。溶けた状態で届くと、後片付けの手間だけが残ります。
・面識がないなら送り先の確認から
個人として贈る場合、現場に直接持ち込めるとは限りません。所属先を通す形になることが多く、送り先の考え方は郵送で贈るときの送り先の確認にまとめています。
撮影現場の差し入れを予算別に選ぶ
金額より、その場にいる人数に足りるかどうかで決めます。
| 予算 | 人数の目安 | 品物の例 |
|---|---|---|
| 500〜1,000円 | 人数を問わない | のど飴、ウェットティッシュ |
| 2,000〜4,000円 | 10人前後 | 個包装の菓子、飲み物 |
| 5,000〜10,000円 | 20〜30人 | 菓子と飲み物、軽食 |
| 10,000円以上 | 30人以上 | 人数分のコーヒー、まとまった軽食 |
見栄えのする品を少量そろえるより、全員が手を伸ばせる数を用意するほうが現場では喜ばれます。人数が読めないときは、個包装で数を調整できるものが安全です。
渡し方・マナーの注意点
制作担当に預けるのが基本
自分で配って回らず、制作や進行の担当者に預けます。撮影中は声をかけられる状態ではなく、休憩を入れるタイミングも現場が決めているためです。置き場所についても、ケータリング用のテーブルが用意されていることが多いので、担当者の指示に従います。
誰からの差し入れか分かるよう、短いメッセージカードを添えます。会社として贈るなら社名を入れておくと、後から礼を伝える相手がはっきりします。名前がないと、現場では出どころの分からない品として扱いに困ります。
渡したあとは長居せず、撮影を見学するような形にはしません。同じ現場でも、受付を通す音楽のライブ(ライブの差し入れの選び方)や、楽屋へ届ける舞台(舞台・演劇の楽屋見舞い)とは渡し方が違います。どこに預けるかを先に確認しておくのが、どの現場でも共通する要点です。
